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風越公園に並ぶ2つの聖火台。軽井沢は日本で唯一夏季冬季オリンピックが開催された町だった

歴史、自然、観光にショッピングと魅力満載の軽井沢。しかし、町内には大きなゴルフ場が多数点在し、お散歩やサイクリングにぴったりの気持ちいい並木道のスポットがいくつもあったりと、スポーツという観点でも外せません。塩沢エリアには風越公園というスポーツの総合施設もあります。そして広い敷地内を歩いてみると、聖火台が2つ並んでいる場所を発見しました。

1998年に開催された長野冬季オリンピックで、軽井沢町がカーリング競技の会場になったことはご存知ですか?長野オリンピック開催が決まる前から氷上競技の設備が整っていた軽井沢町は、カーリング競技招致を働きかけます。そして1993年に軽井沢町の「風越公園アリーナ」(現・風越公園アイスアリーナ)が会場に決定しました。

長野冬季オリンピックが開かれたことによって軽井沢町はオリンピック開催地にまつわる、世界でも有数の町になりました。しかし、軽井沢とオリンピックのつながりはこれだけではありません。

実は1964年に東京オリンピックでの会場にも選ばれていた

アジアで初めて開催された記念すべき大会である、東京オリンピック。主たる会場は東京都内にあり、離れても埼玉県や神奈川県で行われていました。そんな中、総合馬術競技という種目が軽井沢町で開催されていたのです。東京から近く、気候と地質の良さから開催地として選ばれたとのこと。

その後1998年に、冬季オリンピックの開催地となった長野県。カーリング競技の会場として選ばれたのは軽井沢町でした。平昌(ピョンチャン)オリンピックで活躍したカーリングの両角兄弟は軽井沢町の出身。当時両角兄弟のお母様がカーリングの競技会場で働いていたため、二人は何度も会場に足を運び、競技に興味を持った事もまた有名な話ですね。こうして軽井沢町は、夏季冬季両オリンピックが開催された日本で唯一の町となりました。このような町は世界的に見ても、珍しい町となっています。

聖火台が二つ並ぶ町は日本でも軽井沢だけ

現在風越公園には、東京オリンピック・長野冬季オリンピック両大会の競技開催時に使われた聖火台が、並んで設置されています。聖火台の前には説明の碑がそれぞれ建てられました。東京オリンピック時に使われた聖火台が風越公園にあるのは、夏季・冬季両オリンピックが開催された日本で唯一の町を記念して移設されたという事が刻まれています。

ちなみに、東京オリンピックで競技が行われた「軽井沢総合馬術競技場」。地蔵が原と呼ばれる一帯は現在72ゴルフのコースとなって、引き続き軽井沢のスポーツ競技を支えています。そして、これだけで終わりません。実は町内にはもう一つ、聖火台があるんです。

聖火台を模した石碑。それはオリンピック東京大会の記念碑

3つ目の聖火台は、実際にオリンピックで使われた聖火台ではありません。開催を記念して作られたレプリカの石碑があるのです。作られたのは東京大会の記念碑。実際の聖火台と同じ形に石を積み上げ、全面には大会の記録がプレートとして2枚埋め込まれていました。表彰台に上る選手に日本人の名前はありませんが、歴史に残る国際大会が軽井沢町で開かれたという事を記す立派な記念碑です。台座が低いので高さは本物ほどありませんが、本体のサイズ感はほぼ同じです。

文学碑や馬頭観音などの石造物が多い軽井沢町ですが、その中でも面白い石碑ですね。町発行の石造物ガイドブックにも、もちろん掲載されています。

オリンピック記念碑を探してみよう

さて、このレプリカ。どこにあるのでしょう。風越公園の近くを探しても見つけることができません。この記念碑があるのは、国道18号バイパスとプリンス通りが交差する南軽井沢から、約700m南下した交差点にひっそりと建っています。東京オリンピックの開催場所だった跡地のすぐ近くに設置されているようです。気を付けて見ていないと見逃してしまいそうですが、このたたずまいがとても趣がありますね。

このように軽井沢町は、オリンピックにとてもご縁のある町です。ぜひ、聖火台とレプリカを見に行ってみてはいかがですか。レプリカは交通量の多い道路沿いにあります。訪れる際には、くれぐれも交通のご迷惑とならないようお気を付けください。

【軽井沢風越公園長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1157-6

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